2015年6月29日の相場解説「週明けの大きな下窓、もうすぐ埋め直すか」「ギリシャのデフォルト騒動の終着点は国民投票」

こんばんは。

先週からヤバイヤバイ、もっと言えばずっと前からやばいやばいと言っていたギリシャに関して

週末にEUからの支援今月で打ち切りとのニュースが出ていました。

案の定大幅な窓を開けてきました。

今日はその動向を見て行きましょう。

ギリシャ問題によるユーロがらみ通貨の動き

ユーロ円、ユーロドルに注目していきましょう。

2015年6月29日 ユーロ円

 

本日、大きな下窓を作る

下窓っていうのは、週明けに(相場のお休み明け

注文のバランスによって一瞬でドカっと大きく動くため、

普段連続して繋がっているはずのチャートが大きく離れてしまうことです。

ちょうど青い枠で囲ってみたところが窓に相当します。

今回の場合は下方向に大きくあいたため、下窓が開いたといいます。

どこまで下がるか、下げの限界ラインを考えることができたのか

朝7時にチャートの動きを見ていたのですが、正直どこまで下げていくかはわかりませんでした。

強いて言うなら、この画像の一番下の赤いライン(133.1円)までは下げていかないのかな、という感じでした。

久々に劇的な窓開けを見たので刺激的でしたね。

先週はつまらない相場でしたから。

暴落といえばこちらが懐かしい。

スイスフランショックが記憶に新しいですね。

テクニカル的に今後の展開を読んでみよう

今日は大きく期間をとってみていきます。

こういった大きい動きの場合は過去のチャートから大きく展開を読んでいく必要があります。

過去のレジスタンスラインやサポートラインを探っていくと、現在地から近い部分で136.4円のラインがあります。

一度陽線で上抜けて、下落してサポートされる鉄板パターンでした。

 

ギリシャ問題をニュースとして見ていく、かいつまみ解説

まあ実際どういうふうになっているのか、ヌルヌル書いていきます。

先週末のギリシャとEUやIMFの様子

ギリシャがヤバイヤバイ騒がれている中、

日曜日にユーロ圏によるギリシャへの財政援助を打ち切るとのニュースが上がりました。

もともとギリシャは自国の銀行を自国の金で回していけないレベルでした。

 

そのため出金に使うお金を、EUやIMFなどに援助してもらっていたわけです。

今までも、ギリシャとお金の貸し手とで、貸す、貸さないのチキンレースをしていたと思って下さい。

「もうあたし破綻する~」→「うーん、じゃあ仕方なしに貸すで」って感じです。

 

今月末つまり明日、ギリシャからIMFに15億ユーロを返済する期限が迫ってきました。

 

ただ今回、30日までに返済できなかった場合IMF次第で債務不履行(デフォルト)になる可能性があります。

 

こういった問題が続くと、ユーロ離脱の可能性も出てくるためいろいろな要因が絡んできてなんとも言えないんですよね。

ユーロ離脱に関しては、ユーロ離脱国が過去に例がないこと、ユーロ諸国は強国と弱国でバランスがとれていたことを考えるといろいろ問題があるのが見えてきます。

気になった方はドイツに注目して見てください。

 

ギリシャは、なんだかんだデフォルトするする詐欺でしないってイメージだと思いますけど、いろいろ煮詰まってきたわけです。

 

ギリシャ「あれ、金ないわ、ちょっと銀行開けれないわ」

カネがないし、借りる宛もないため銀行を開けてお金を出金することができなくなりました。

そのため、今日から銀行がお休みです。

お金を出すわけにはいかないからですね。

引き出し制限を加えている状態になります。

 

また、ギリシャ側は返済期限延期を要請しました。

7月5日、国民投票で民意を問う

ギリシャは、デッドライン後の7月5日、金融支援継続と引き換えに求める財政緊縮と改革に関して国民投票を行うことになりました。

多くは振れませんが、この結果次第では為替も大きく影響を受けることでしょう。

従って、ここも重要なターニングポイントとなる恐れがあります。

 

まとめ

結局なんだかんだ貸してくれるだろうという安心感

わけわからん政治しているギリシャ

なんかもうめんどくせえけど

重要なのは明日、そして7月5日

もし仮にデフォルト、またはユーロ離脱に至れば歴史に残るイベントとなり得ます。

 

 

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