就活生にオススメされる「キミが働く理由」を就活生が読むには早い理由

就活開始直前の2月くらいに、大学でセミナーが開催されました。

結構お金をとる有名な外部の講師を招いたものでした。

その中で紹介されていた「キミが働く理由」という本を就活前に

一通り読んだのですが、あまり自分に響くポイントは少なかったと感じています。

キミが働く理由とは

色々な職業・年齢の人の仕事の話から

働く理由を探っていく本になっています。

当時は、「働くこと」について考えることがなかったため

これがその助けになるよ~と紹介されていたので読んでみました。

学生にはイメージしづらい

タクシー運転手からF1のメカニックまで色々な方の話があります。

この本は、実際に働き始めてから「どうして今働いているんだろう」とか

「他の人の仕事観について知りたい」と思ったときに読むには優れているかもしれません。

しかし、学生にはいまいちピンとこないです。

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なぜ学生に響かないか

そもそも働いたことがないから

働く環境、働いている悩み、働くことについての考え方が養われていないんですよね。

少し外してるかもしれませんが、端的に言えば知らない世界を覗いている感じがします。

 

例えば、「会社のために働く」ではなく「会社を自分がどうしていくか」というフレーズがあります。

まだこれからいろいろな会社を見たりしていく段階の学生に

このフレーズは響きませんよね。

 

おそらく就活生の大半は自分が何したいのかわからないまま

就活中の時間が過ぎていきます。

やりたいこともよくわからないし、どの会社もいいことばかり言うので

ますます比較しづらなくなってくるわけです。

であるからこそ、インパクトの有る説明会や面接官で妄信的に

憧れを抱いたりすることもあると思います。

 

もはや宗教的な感じのセミナーで釣る会社も存在します。

こういうので「この会社に行きたい!」って思うのは

意識高い系セミナーとかでグッと来ちゃうあの感じに近いと思います。

酷く言えば「ココしかないんだ!運命だ!」と錯覚してしまうことも多々あると思います。

 

複数の会社を受けるためわからなさが加速する

1つの会社だけ受けて就活が終わりならいいのですが

恐らく多くの方が5社は受けると思います。

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選考では熱意が大切だということで、どれも「第一志望と言え」と

就活本では言われています。

選考を複数受ける過程で、どの会社も第一志望だと自己暗示していくので

脳がその会社を嫌いな理由を見つけようとしないんですよね。

恋愛で夢中になるのと同じ

恋愛においても、一度スイッチが入ると

その人の悪いところなんて気にならなくなってきますよね。

そして付き合ってから嫌なところが目立ってきて分かれる。

よくある話です。

働き始めてない上に軸も不安定な学生に仕事観はない

つまり、このような不安定で自分の軸が定まっていない学生にとって

実際に働くまではこの本の話があまりわからないというのが私のいいたいことです。

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私は過去に柔道をしていましたが、柔道をしたことがない人に

柔道がわからないのと同じです。

私もサッカーに関しては全くわかりません。

 

多くの学生はおすすめされたからこの本を買ったが

結局よくわからなかったなーってなるのではないでしょうか。

気になったフレーズ

せっかくなので読書中に気になったフレーズを挙げてみます。

仕事の意味、社会とのつながり、客とのつながり

人に貢献する

生まれてきた意味を表現する場所

社会・他人との関わりを意識して働く

価値を提供していく

たまたま、私の場合はネットビジネスの経験から

わかるなあ~となるところもありました。

どんな働き方をするにせよお金をもらうのであれば価値提供・貢献は根底にあるべき考え方だと思います。

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