大学生は第一種奨学金を自己投資のために借りるべき

奨学金返済を配当金で賄う人を見かけて、第一種奨学金はいい制度だったと改めて思い出したので、学生が借りるべき理由をまとめます。第一種奨学金は、社会人になった今振り返っても、最高の仕組みだと思います。一度奨学金に落ちた私の体験談はこちら

ちょっと調べてみると、奨学金をレバレッジかけて投資している人やそうでなくても手堅いインデックス投資をしている人はそこそこいるみたいです。私も学費だけでなく遊ぶお金欲しさに奨学金を借りていました。

「利息なしで数百万貸してくれる。将来月返済額を大きく上回る先に就職するなら、借りない理由がない。」というのが当時の私の見解です。今も変わりません。奨学金は悪質というメディアも増えましたが、嫌なら大学に行かなければいいと思います。

始めから返済計画も分かった上で借りているのに、その返済を考えたキャッシュフローを生み出せるような会社選びや副業を行わずに大学で遊び呆けたほうが悪い。学生の間は返済しなくて良いのだから、4年間考える時間ありますよね。「住宅ローン借りて返せねえわクソ」と言っている人と同じだと思います。

大学生は無利子で借りれる金は借りよう

無利子の借金っていうのは最高です。同じ100万を毎月1万円返していくとすると、お金の価値が上がってしまうと金利がかかっていなくても本当にお得かはわからなくなってきますが、とりあえず直近10年くらいはそうそう変わることは有りません。アコムは大学生だと年率18%ですからね。恐ろしい。

奨学金の用途は何でも良い

奨学金の用途は、原則学費ですが実際は幅広いです。大学生が学校に通うには学費だけでなく色々とお金がかかります。学費+交通費+教材費+生活費+部活動などという感じで学生をするだけでもたくさんお金がかかりますね。つまり奨学金は、なんでも使っていいという状態になっています。

ちなみに奨学金は申請するときは自分の生活水準を書かされます。アルバイト収入も申告します。その上で、○○円不足しており、奨学金がないと学生生活をおくれないというロジックを組み立てます。審査内容は正直良くわからず、親の源泉徴収なども開示した上で審査が始まります。

奨学金が必要な理由①:勉強にお金がかかる

理系の大学院に通っていましたが、勉強するには金がかかります。図書館でほとんど済ませるスタンスだったので実際私はお金がそんなにかかりませんでしたが専門書って本当に高い。1kgくらいある本を数万円でポンポン買わされるのでたまったもんじゃありません。

もちろん、全て必要かと言われればそうではないです。先輩からもらったりいくらでも工夫できます。ちなみに教授の著書を買わされる謎講義や謎研究室もありますので要注意です。

奨学金が必要な理由②: 自己投資にお金がかかる

また、学校の勉強に限らず自己投資にもお金を使うべきです。私は100万以上自己投資しました。投資詐欺に引っかかったり、投資スクールに入ったり、ナンパの講習を受けたり、街コンに参加したり、ネオヒルズに会ったり、とにかく気の向くままに面白そうなものに参加し続けました。今となってはいい思い出です。

大学生のお金の使いみちで一般的な、長期休みを使った海外旅行も自分の殻を破る意味では自己投資の一つだと思います。私はもっと旅行したかった。

奨学金が必要な理由③: 極端な話、学生時代に使わなくても良い

銀行に毎月溜め込んでいてもいいと思います。社会人になった時にまとまって100万、200万あるっていうのはいざというとき強いです。新しいことを勉強したくなったら使えばいい。

仮に奨学金を積立投資したらどうなる?

もし私が学費等をすべてバイト・副業で賄って奨学金すべてを投資していたら、と考えます。奨学金は実家通いで国立大学の場合、最大で学部月4.5万×12ヶ月×4年=216万円となります。

金額がまとまって貰える場合は、一括で運用商品を購入スべきところですが、奨学金は毎月貸してもらえるので毎月積み立てすると考えます。手堅くしつつ今のイケてる相場を勘案して毎月4.5万積み立てて運用利回りを年率5%とすると238万円になるわけです。ちなみに2019年のインデックス投信(eMAXISの全世界株式と先進国株式)の運用実績を見ているとリターン30%超えでした。


参考に、大学院だと8.8万円が2年間もらえます。学部4年間≒大学院2年間という感じですね。当たり前ですがタネ銭はあればあるほど強い

おまけ:大学院の第一種奨学金は返還免除が強烈

友達から200万借りて、「それ返さなくていいよ」となることはほぼ有りえません。しかし、奨学金なら「お前すごいから返さなくていいよ」が有りえます。

半額免除or全額免除ですが、私の友人にも半額免除がいました。学会、論文で実績を積んでいれば並外れた業績ではなくても免除されます。大学長が免除申請するので大学長と自分の教授のコネクション、教授が推してくれるかなどもあるので相応のリレーションと対教授の研究実績が必要ですが、研究を楽しんでいる人には本当におすすめです。経験的に国立大だとそこそこいるようです。

おまけ:奨学金の保証人探し

過去に、保証人ってどうやって探しどうしたの?という質問を受けたのでおまけで回答します。

保証人探しだけは辛い

メリットだらけの奨学金第一種ですが保証に探しは本当に辛い。保証人になってくれる人がもし周りにいるなら、本当にありがたいです。人的保証と機関保証の2種類あるのですが、いわゆる保証人は人的補償に該当します。人的補償を使う場合、連帯保証人(原則父母)と保証人(原則はおじおば、兄弟姉妹)を決める必要があります。

借りた人が行方不明になったり、自己破産したら連帯保証人が返済しなければいけません。このことを冷静に考えてみてください。あなたなら連帯保証人になりたくないですよね。このことを踏まえて保証人を自分で探してみると、本当にいろいろと考えることがあります。当時気になって調べましたが、本人が亡くなったら返還免除です。

保証人がいなくても方法はある

借りる月数×1000~3000円程度(借りている金額次第)で機関保証を使うことができます。保証料は返済が始まるときの総額としてカウントされます。また、これらについては繰り上げ返済等を実施すると一部戻ってくるそうです。ちょっとコスパ悪いですが、やむを得ない場合でも借りることができるありがたいサービスです。変な保証人をつける

まとめ

・奨学金第一種は勉強するにも自己投資するにも最高の仕組みである。
・余剰金で積立投資しても、積立経験できて面白いかも。
(若い内は自己投資の方を勧めます)
・大学院生なら研究頑張って返還免除狙おう。

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