【FP2級 独学】直前でもまだ間に合う!30時間で合格した勉強方法

2019年9月の試験でFP2級に一発合格しました。
実はひっそりとFPに取り組んでいました。
忙しい社会人でも試験前に30時間程度本気出せば受かったので
FP2級に短時間で効率よく合格する方法について共有します。

なぜFP2級を受けたのか

FP3級を社会人1年目の9月に取得してから、FPはもういいかな、と思っていました。
FP2級を受けるメリットが仕事柄大きくは感じられないからです。
ところが、周りの結婚・出産報告を聞くことも増え、
将来のライフプランや自分の金融資産について見直す機会がありました。

そこで、せっかく同じ時間かけて勉強するなら資格ももっといたほうがいいよな。
勉強するきっかけになるし。という気持ちではじめました。
結果的にはこの軽い決意が、9月初週のとんでもない精神的負荷になってしまいました。

FP2級は転職には役に立ちません。
FP2級を持っているだけで有利になるような会社だったら大したことないと思います。
しかし、実生活に役立つ知識を身につける資格としては一番使えると思います。
社会人になると税金とか、年金とか、マイホームとか真剣に考えるでしょ。

全ての資格試験・受験勉強に通じる原理原則

これからお伝えする原理原則は、
社会人など時間的制約がある人でも、
期日が決められていて短い時間で行う必要のある
全ての資格試験や受験勉強に通じるものです。
しかし、この勉強法では資格取得や試験合格という目的は達成できても
学んだ知識が定着していない可能性があります。
多くの人がそのままほったらかしにするので
試験に合格しても結局内容をほとんど覚えてないようなことになります。

試験の目的にもよりますが、せっかく勉強するなら
あなたの人生に必要な資格を人生に活きる貌で取得していただきたいので
あまりおすすめしませんが
大学卒業に必要な取得単位が不足しているが、FP2級合格で卒業要件を満たすとか
昇進のためにあと1ヶ月でFP2級をとらないといけないといった事情の方にご活用いただければと思います。

私の実際の勉強の様子

受けると決めたら、まずはこの鉄板シリーズを購入しました。

9月8日が試験日ですが、7月の終わりにテキストを開き始めました。
なんと、これまではコスパだ時短だとうるさかった私が余裕を持って試験を受けたいと思い始めたのです。滑り出しは順調でした。
しかし、テキストの1章を読み終え満足し、その後しばらくFP2級と向き合うことはありませんでした。
やればわかるんですが、1周読んだだけだと、正直さっぱりわかりません笑

8月に入り、流石にやらないとまずいと思いましたが仕事が忙しくなってしまいました。
自分単独の案件が降ってきて切羽詰まります。すると平日に勉強する余裕はありません。
平日早く帰ってきても、脂質制限と筋トレによるボディメイクをやると決めた私はジムに行かないといけませんでした。
そうです、勉強よりもプロテインやジムが私にとっては大切だったのです。
(ブログを振り返ると、マイプロテインの記事書いてました)

すると、休日に勉強する必要があるのですが彼女と遊んだり友達と遊んだりと仕事したりと結局勉強できても1日30分程度でした。
テキストの4章を読みはじめた頃、あれ?これって間に合うの?1~3章も全然わかってないんだけど・・・?とやばい状態に。
早速問題集を広げるも、やっぱりわからないし問題集が分厚くてやる気が削がれました。
ここまで勉強時間は3時間程度。

しかも、途中で運用の話が出てくるとそこでいちいち手が止まってしまうのです。
先日配当金の報告をしましたが、その米国ETFの選定をして積立設定を始めたのも、実はこの試験勉強中です笑
(ブログの日付を見るとよくわかります)

私の属している会社では、福利厚生で資格試験の勉強を応援している制度があります。
それを眺めていたときにTACの動画講座が一部視聴できるものがありましたのでそれに申し込みました。
すると、激薄の問題集が届いたのです。

多分同じようなテキスト(名前はそうだけど中身は問題集)がTACの10万くらいする講座に含まれてるっぽい。

これだ、これを完璧にしよう。
高校時代、友達と設立間もない武田塾を真似していた私は”薄い一冊を完璧に”というフレーズを思い出したのです。

そもそもFP2級の勉強モチベーションが上がらなかったのは、本が分厚すぎるからです。
大学の化学の参考書くらい分厚いですからね。
(結局6章あるうちの1章しかやりませんでした。
重たすぎて持ち運べないし、分厚いので永遠に終わらない気がしてモチベーション削がれます。)

そこから、TACの薄い問題周を漁る毎日でした。薄いとは言え、TACの薄い問題集の各章のはじめにあるまとめを読み、演習問題を解いたらそれだけで5時間位かかりました。
ちなみに1周目は蛍光ペンで覚えるべきだろうところ、イマイチパッと出てこないところ、大事そうなところをガツガツひいていきます
2周目以降でこれはまだ覚えてないな、ってところを赤で囲んでます
そうすると、3周目は、時間があれば黄色いところと赤いところ、時間がなければ赤いところだけ見ればいいんです。

1周目は、資産運用や税金を含む常識問題を除いて、ほとんどわかりませんでした。
わかんないと調べないといけません、テキストを見てはそれを写しました。
テキストは、時間のある人にとっては大切なものですが、時間のない私には冗長でした。
従って、TAC問題集を解いてわからないところだけみんなが~のテキストを読む、その内容を転記する。
テキストを読んでもわからなければ答えを丸暗記する
ことにしました。

実際に書き込んだ例をお見せします。
ちなみに赤い付箋を張ってあるのは、勉強するときはそのページだけみればいい、という印です。

このやり方で1周すると、TACの薄い問題集は、私がFP2級について勉強した全てが詰め込まれた最強の参考書になりました。
つまり、いつでもどこでもこの1冊があれば自分が間違えたところ、大切なところがすぐに振り返ることができるのです。めっちゃ楽で効率的です。

試験1週間前に2周目が終わりました。合計4時間程度で終わります。2周目は、1周目に調べていたところが調べなくても書き込んであるので楽です。
楽なんですけど、思ったよりむずい。そして問題を解く上で、本当は1周目で解けていた問題はスルーしたいところだったんですが、
ゴルゴ13が臆病なほど慎重であることを知っている私は、しっかりと2周目も1周目で解けた問題も解きました。

3周目に行く頃には、問題集の問題たちは4パターンに分けることができます。

①1周目も2周目も正解した問題
②2周目で正解した問題も、自信があるもの
③2周目で正解したが、自信がないもの
④さっぱりわからないもの

に分類されると思います。

①については、3周目以降はスルーです。試験直前に時間があれば、最後の1周に解くのはいいと思います。
②については、問題を見た瞬間答えが出るなら4周目ではスルー、もう問題の横に答えを書いておく。
③と④については、問題の横に答えを書いておき、覚える

ここで、私の場合は③と④が問題集の4割くらいあったので、ざっくりいうと落ちるな、という感覚がありました。
従って、ノートに一回まとめる形をとりました。
特に年金は図をかかないと理解できません。TACの薄い問題集はかなり説明が簡素だったので覚えられません。
また、テキストは情報がちらばっていて自分でまとめるしかありませんでした。
というか理解できてるの?みんな。

あとは、問題の横に答えの書いてある問題を時間のある時にひたすら解き続けることです。

30時間でFP2級合格する勉強の3ステップをまとめます

ダラダラと自分の勉強を振り返りましたが、結論は以下の通りです。

ステップ1:合格までの距離を知る、テキストをざっくり読む(5時間)

過去問をときます。過去問すらやる時間がないと思ったら過去問がテーマ別に散らばっているテキストを目でときはじめます。
(このとき、問題が多すぎる分厚い問題集をやると挫折します。激薄の問題集にしてください。)
FPは○×クイズみたいなもので、サクサクできると思います。そしてサクサク間違えると思います。
初見ならだいたい2~3割くらいしかとれないのではないでしょうか。
その上でなんとなくこういう分野があるんだな、こんな計算するんだなとだけ把握してテキストを1周読み始めてください。
実際に問題をとかないで問題を読んで流し見するだけでも大丈夫です。

ステップ2:知らない知識やテキストを問題集の余白やノートにまとめる(5時間)

知らない知識、テキスト、間違えた問題を間違えた理由を問題集の余白やノートにまとめます
言い換えれば、情報を一箇所にまとめることです。本当は問題集の余白に全てを詰め込みたいです。
他の本を開いたり、テキストから問題集へ行ったり来たりって結構疲れますよね。
試験まであと1週間だと、腰を据えて勉強すると言うよりは移動中も勉強したいと思います。
なるべく薄い媒体に全てを詰め込んで常に読める状態にしておくべきです。
(今回は薄い問題集は恐ろしいほど内容が薄すぎたので念の為B5のノート6枚にFP2級の全てを詰め込みました。
結果、ノートは電車の中で2~3回くらいさっと見ることしかしませんでした。しかし、記憶の整理も込みで多分この作業をやってなかったら落ちていました。)

ステップ3:問題集を繰り返しとく、どうしてもわからないなら答えを覚える(20時間)

問題集は薄いほうが進んでいる実感があります。
私も今回はこんなに薄くて大丈夫か?と思いましたが結果合格しているので問題有りません。
結局私は、5周くらいしかできませんでした
最後の方は間違えた問題だけやるので1周が30分~1時間くらいで終わります

まとめ

・勉強法には王道が有り、ある程度の資格試験(FP2級)なら誰でも合格できる。
・しかし、資格試験は合格することが目的になってはいけない。
・とはいえ、昇進や進級に使われるのも事実。興味ないのにやらないといけないならサクッと受かっちゃいましょ。

念の為キャプチャ出しておきます笑

理系大学院時代にトレードで小遣い稼いだ方法
大学院は拘束時間が長くバイトもできないですが、生活費や交際費がかかります。 少ない元手で金を生み出すためトレードに明け暮れていました。特にNY市場の動きと主な指標発表は22時~4時に集約されており、ドル円・ポンドルでのトレードにのめり込んでいました。 当時勉強した中でも、ぷーさんの教材は初心者でも分かりやすくおすすめです。暗号資産トレードにも応用できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。