電車の中で、新卒とその指導担当(2~3年目)が、金融資産1,000万円はほしいよねという話をしていました。ちょうどマネーフォワードを開いていたので、いつ1,000万円を突破できたのかを資産を振り返ってみます。
細かい話はボカしクリーンな話のみですが、いずれnoteなどにまとめてみようと思います。
私の当時の状況
・ド級の給与が1年目から貰える外資ITや外コンではなく、1年目は年収300万未満からのスタート。
・学生時代に作ったお金は、運用していない。またこの資産計算の中には含めていません。
・私は奨学金(無利子)推奨派でめちゃくちゃ借りたので、それも返済を開始していた。
・実家仕込みの、ケチさはあった。
ポイント:収入が上がらない中、どう消費と投資を行うか
自分の場合、どのように1,000万円を作ったかを書いておきます。
まず、収入の観点です。
・社会人1年目~3年目は、大抵の企業は収入が大きく増えることはない。
・副業には手を付けていない。
次に、節約の観点です。
・家賃補助のある会社に勤めていた。(正直、これがデカいです。年収が高くない会社ならマストレベル)
・カフェやコンビニに行く習慣はなかった。(カフェ代わりはマック、食料品はスーパー)
・外食も基本1,000円しないように済ませていた。
・ふるさと納税は食品ばかり頼んだ。
・服はユニクロ、GU。高い服は手入れがコスト。
・金のかからない趣味(筋トレ、サウナ、映画、楽器)にのめり込んだ。
最後に、投資の観点です。
・NISA(当時はつみたてNISA)と確定拠出年金はフル活用していたこと(もちろんインデックス)
・余剰資金はフルで投資信託に突っ込んでいたこと(ETFやアクティブファンドに手を出してしまう)
・暗号資産も少額買っていたこと(ETH、XRP、BTC、etc)
ポイント:節約至上主義ではない、意味のない金を使わないということ
ここまで来ると、「出た、ただの節約貧乏インデックス投資野郎か」と思われると思うので一応、お金をかかることもやってきました。
例えば、副業などに時間を使っていなかった分、資格取得の勉強をした。また、投資に関する本は買い漁っていた。夜寝る前に読むとよく眠れた。他にも、子供の頃はお金の都合で機会が得られなかった習い事も始めた。自分のお金だと思うと、本気になれる。Dr.ストレッチなど、体のケアに結構お金をかけた。格闘技だけ習うことに踏み込めなかったことを後悔。
国内旅行は年に数回、海外旅行に年1回行くなど、無理のない遊びは実施。友人との飲み会などは、全ては参加しないがときには朝まで行くこともあり、我慢はしていない。もちろん、主観的にはデートにはお金を惜しまず使った。ここでは詳しくは触れないが、パートナーは金や時間の使い方の価値観が合う人を選ぶべき。男も女も、商売女・男にのめり込むな。
反省:もし当時に戻るなら
まず、収入の観点。真剣に副業に目を向けるべきだった。1年目から1,000万くらいあれば状況は変わっていた。ハイレベルで高収入な周りの友人を見ていると、収入はあればあるほど良いと思う。特に若いほどそう思うので、普通の会社にはないフルコミ営業とかで1年目1,000万くらい稼ぐことは大きく意味があると思う。
副業をやらなかったのは、私のやる気の問題なのである。ある程度生活や資産に不満がない状況だと、新しいことに爆発的な集中力で打ち込むことができないのである。だって、必要に迫られてないから。心の底から副業を必要としているわけではなかったから、仕方なく、当時に戻っても副業はできていないと考える。
次に、節約の観点。
自分でも誇らしい。みすぼらしいという感覚なしに、自然に節約できることほど素晴らしいことはない。全く後悔していない。友達との遊びや飲み会も、行きたいと思うものは断ったことがないと思う。
最後に、投資の観点
インデックスファンドの選び方が若干難ありだったが、それでも1年目からガンガン投資できたことは当時としては誇らしい。100点をあげたいくらいに全く不満はない。一方で、減点要素もある。それは、アクティブファンドや、高配当ETFにうつつを抜かしたことである。あまり意味がなかった。
アクティブファンドについてはそもそも検討することが時間の無駄。インデックスベースだけど、少しだけアクティブファンドに投資してインデックスオンリーの人を出し抜こうというダサい考えが透けて見える。ポートフォリオ理論で言えば、ボラティリティの高い暗号資産を混ぜ込めば十分だし、それはできていた。このことに気付けなかったのは時間の無駄だった。
また、高配当ETFについては、数百万程度の年収・資産で配当金なんてアホくさいと、今ならそう思う。数千円の配当金なんていらないよ。年1万円もらったからなんだよ、と今ならそう思う。
(※過去に高配当の記事を書いてもらったライターさんごめんなさい)
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