家庭教師が考える大学受験英語④読解力(多読、精読)編

英語の勉強ストラテジーもそろそろ折り返し地点になりました。

単語や文法をある程度終えたら(若しくは並行していく)

次は文章を読むことに慣れていきましょう。

日本語も、単語単語の意味がわかっても文章として意味がわからないと面白く無いですよね。

此処から先は文章を読んでいくことを意識しましょう。

文章を読むには、2つの学習が必要である

単純に本を読んでいればいいのかといえばそうではありません。

英語の文章を読むためには2つの種類の学習が不可欠です。

1つ目は多読

2つ目は精読

多読は単純に大量の英文を読んでいくこと

精読は文章の論理関係を把握したり、文章の中の構文を把握することです。

英語の文章を読めるようになるには、とにかく読むことが必要

とにかく量をこなしていきましょう。英語含む言語は慣れゲーと考えます。どんどん読んでいくうちにあなたは相当力がついています。実際、ここまでの単語や文法の勉強を通して英語の1文だけを理解することは難しくないと思います。

なぜかといえば、過去に紹介したこれらの参考書中には、ミニマルフレーズや問題文として、英語の文章を1文単位でかなり目にしているはずです。目にして文をすぐに訳す作業が入ってくるため、実際は英語の文章を読む体力を養っていることとほぼ同義となります。それができていれば、あとは大量の文がつながった時に、どのように読んでいくかを理解していくことが必要です。ここまではしっかりやってきましたが、この先の学習を受験生時代に怠っていたことが悔やまれます。ぜひみなさんはしっかり長文も勉強を怠らないようにしてください。

多読参考書

多読するのに適した参考書はいくつかありますので、本屋さんで色々と見て選んでください。

基礎英文問題精講(中級者以降、古め)

参考書自体が私の親世代からあるものです。父親がこの本を見つけて、学生時代に見たことあると言ってたので間違いないと思います。びっくりしました。たしかに、選ばれている文章が古いですが、適度なレベルの問題と構文解析が一緒に学べるのでこれ一冊で済ませてしまうのもいいと思います。ただし、古い本のため扱いにくく感じるかもしれません。レイアウトもギチギチに詰まっており、ちょっと息苦しさがあります。カジュアルさがないため英語に苦手意識がある場合はとっつきにくいと思います。

・やっておきたい英語長文300(初心者向け)

こいつを選んでおけば間違いありません。

300wordsの英文が掲載されていて、入試のような読解問題もついています。

1日1題ずつ解いていくだけで力になります。おすすめです。

・やっておきたい500(初心者~中級者=MARCH向け)

理系マーチならここまで攻略すれば大丈夫。

大手塾の英文読解講習とか、こういうの解いてるだけなんで塾の授業受けると思ったら死ぬほど安く済みますよね笑

・やっておきたい700

・やっておきたい1000(理系にはオーバーワーク、これやる暇あったら数学やれ)

やっておきたい300を毎日解くようにしましょう。

間違えた問題を見直しましょう。

恐らく、ストラテジー通りにやっていた人も長文形式に慣れていないため、

初めは思うように点数がとれなかったり時間かかってしまうかもしれません。

しかし、3周目する頃には見違えるほど早くなっていることでしょう。

やっておきたい英語長文の使い方

まず一度目は普通に解く

解答を見てまるつけをする

構造解析しながら英文をもう一度読む

解答の翻訳を見ながら確認する

最後に英文を音読する

全部で1時間くらいかかるかもしれませんが、必ずこのようにやって下さい。

精読とは

精読、というと語弊があるかもしれませんが

古臭い、格式の高い英文(若しくは論文)など難しい構造の文章を読む時に

普段から複雑な形になれていると即殺できます。

ちょっと違いますが

It is A for B to~とかは構文を知らないとよくわからないですよね。

正式にはなんとなく訳せるけど

知っていたほうが早かったり、バッチリ正しく訳せます。

あとあと、英訳問題などと向き合う際に役立つため単語、熟語、文法に加えて精読もしっかりしていきましょう。

精読っていうのは品詞を意識することから始まります。

S、V、O、C、Mは知っていると思います。

主語、動詞、目的語、補語、副詞という意味であることは知っておきましょう。

例えば

I am a man.

S V C

なんていうように、自分でどれが主語か、動詞かなどをふれるようにしていきましょう。

また、高校英語では名刺、副詞など単体の品詞だけでなく名詞節や副詞節といった節を意識する必要があります。

精読参考書

・英文読解入門基本はここだ(初心者向け、おすすめ)

この本は多読と並行してやってください。

みるみる文章が読めるようになっていきます。

・ポレポレ(中級者)

基本はここだ だけでは知識が足りなくて問題集(やっておきたい)が解けなくなってきたら手にとって下さい。

マーチ以上を受ける場合は躊躇せずにこの本に進んで下さい。

基本はここだ、の応用編です。

何度もやって下さい。目が英語になれてきて、新しい文章を見ても構造がスケて見えるようになります笑

・ディスコースマーカー(中級以降)

長い文章を大まかに流れを捉えるワザを学ぶ本。

余裕があったら程度です。さーっと目を通せばいいかも。

まとめ

私がおすすめする鉄板ルートは

この二冊を並行して1ヶ月みっちりやりこみます。

もう文章覚えるくらい読んだよ、飽きたよーってなったら

このどちらかの本を2ヶ月で仕上げて下さい。

途中、知識が足りなくて解けないと感じたら

あなたにはシステム英単語、ネクステージの学習または、基本はここだが足りていません。

あれ?これらの本は完璧なのに、と思ったら

こちらをゴリゴリこなして下さい。

2週間~1ヶ月を目安にこれを終えたら、もう一度これに戻りましょう。

やっておきたい500が目標時間の7割くらいでとけるようになったり、簡単に感じてきたら

次のやっておきたいに進むか、志望校の過去問に進んで下さい。

志望校の問題を解くことは大切です。

志望校の出題傾向を見て、英作文や和訳、英訳問題などがあるか、などを研究しましょう。

まあでも、おそらくこの段階で宮廷早慶を除く大抵の大学でそこそこの得点率が取れるはずです!

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