【WealthNavi 柴山CEO】 中級者向け資産運用セミナーを受けてファンになった

WealthNaviをみなさんご存知でしょうか。
資産運用のロボアドバイザーとして日本では他のロボアドバイザーサービスに対し
知名度、預かり資産がズバ抜けている金融サービスです。
今回、WealthNaviの中級者向けの無料セミナーに参加したので感想を書きます。

結論:WealthNavi 柴山CEOが好きになるクリーンなセミナー

金融系のセミナーは、胡散臭いものが多いです。
私自身が今はなきネオヒルズ族のセミナーに参加したり投資詐欺のシーンを目撃した経験があるので
どちらかというとセミナーについてはネガティブな印象が強いです。

そんな私でも、WealthNaviのセミナーに抵抗なく参加できた理由は、
私自身がかれこれ二年くらい実際に運用していることと
CEOが顔が知れているから他のセミナーに比べて安心感が有りました。
顧客にとって手数料は明快で、預かり資産の1%とシンプルな金融サービスになっており
そのことからも安心して参加できるセミナーだと言えます。
サービスが完成されていて、すでにネットに公開もされており、バックエンドも考えにくいですからね。

セミナーの流れ①:自己紹介

いきなり柴山CEOが登壇。
さすが財務省出身と言わんばかりのわかりやすい説明と、丁寧な語り口。
人柄の良さがにじみ出ています。ここまでで、WealthNaviユーザーで改めて良かったと感じさせられます。
ごちゃごちゃとわかりにくくなりがちな金融セミナーにも関わらず、わかりやすさ重視の資料のシンプルさも素敵でした。

自己紹介を通じ、自身で金融サービスを立ち上げるきっかけをお話されます。
次に、人生100年時代のレポートについて話が進みます。
2000万円問題は、これまでは退職金で2000万円もらえてそれを取り崩していたが
働き方の多様化が始まり、現在の現役層は高額な退職金が期待できないという柴山CEOの解釈と
そんな状況に基づく資産運用の手段としてWealthNaviがあることに話が移ります。

セミナーの流れ②:長期・積立・分散の重要性

資産運用に関心を持った方は必ず耳にする「長期・積立・分散」のフレーズですが、WealthNaviでももちろん出てきます。
具体的に世界最大規模のファンドのポートフォリオと運用実績を見ながら、中長期リターンを最大化することを目指す意味を学びます。
また、金融庁が税制優遇しているつみたてNISA、確定拠出年金を見ても、長期・積立・分散は国が広めたい手法である、と指摘しています。
長期、積立、分散のそれぞれについて過去のチャートを見ながら説明に入ります。

各種金融危機をどう乗り越えてきたか、長期・積立・分散のリスク低減の効果はどうなのか。為替リスクとは。などなど具体的なシミュレーションを行います。
グラフの見せ方も、WealthNavi側に有利にするなどのいやらしさがなく、偉そうな表現になってしまい恐縮ですが、とても好感が持てました。
ここで私が印象に残ったのは、コア・サテライト運用というワードでした。
恥ずかしながら、初めて聞いた言葉でした。コアにあたるのが、長期・積立・分散をした投資で、サテライトはその名の通り、コアを中心に据えた上での
個別株やテーマ投信であるという説明をされていました。この説明は、非常に納得感がありました。
コアは10年以上の投資であり、資産保有割合は全体の7割が目安。また、サテライトは1年未満の投資であり、資産保有割合は全体の3割以下が目安とのことでした。

ちなみに私は、学生時代にFXの短期トレードにこだわっていたため、社会人に入ってから気付かされることになるのですが
時間を味方につける長期投資は1つの手法として知っておくべきであり、専業投資家出ないかなり多くの人がこれを活用すべきと考えます。

セミナーの流れ③:WealthNaviについて

「ものづくりする金融機関」であることを掲げています。
客観的なアルゴリズム(公開済)で手数料は預かり資産の1%にて提供しています。
銀行などで投資信託を買うと購入手数料で2~3%とられるのでそれと比べると良心的ですね。

アルゴリズムについては、米国の全てのETFを比較した上で銘柄を選択しているみたいです。
指数連動性(正確性)、純資産総額(安定性)、コスト(効率性)でふるいにかけるとVTIになるようです。
この視点は、個人投資家のETF選定でも使えそうですね。

また、WealthNaviはファンドではありません。
あくまで、購入者がETFを直接保有することを実現しています。
これもCEOの意思が反映されている面白みのあるポイントだと思います。
これについては情けないことにユーザーとして意識してませんでしたが、
話を聞いていて、あー、そうだったんだ、と気付かされました。



セミナーの流れ④:人間vs機械

人間が投資に向いていないのでロボに任せましょう、という話です。
投資家心理や、実際に積み立てていくシミュレーションを見せて話が進みます。
セミナー参加者から、「WealthNaviに有利な数年間を切り取っている恣意的なグラフじゃないか」と指摘をうけても
CEOが笑顔で返答していたのが印象的でした。

ライフプランに合わせたリスク許容度の変更を促すところもわかりやすかったです。
もう引退して取り崩していく世代なのにリスク5で運用しても仕方ないですよね。

最後に、CEO「世界経済は成長し続けるのか」という疑問に答えていました。
この質問、面白いですよね。
世界経済が成長し続けるから米国株含む世界経済に投資して資産が形成されるというロジックなので
世界経済が成長し続ける根拠がなければWealthNaviなどに投資できないのはごもっともだと思います。

CEOは、世界経済を人口と一人あたりGDPに因数分解し、テクノロジーが一人あたりGDPを支えると主張しました。
日本では、人口が急激に減っているので、それを補うほどの確信がないと日本経済の発展は厳しいとも指摘されました。
これは、アンソニーロビンズの本でも似たような記述がありました。納得感があります。

まとめ

・総じて話がわかりやすく、CEOの人柄の良さを全身で感じるセミナーでした。
・WealthNaviについてわかりやすく説明してくれます。
・結構、WealthNavi側にとって嫌な質問も答えてくれます。
・最後に、技術者やCEOとセミナー参加者が自由に質疑応答する時間があります。
・WealthNaviのファンになります。

月1万円なら投資できる、でもあんまり考える時間はないからとりあえずなにか始めたいならおすすめです。
(多くの場合、確定拠出年金、つみたてNISAおよびNISAの次に利用するのが望ましいと思いますが)

セミナーは無料なのでぜひ参加してみてください。



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大学院は拘束時間が長くバイトもできないですが、生活費や交際費がかかります。 少ない元手で金を生み出すためトレードに明け暮れていました。特にNY市場の動きと主な指標発表は22時~4時に集約されており、ドル円・ポンドルでのトレードにのめり込んでいました。 当時勉強した中でも、ぷーさんの教材は初心者でも分かりやすくおすすめです。暗号資産トレードにも応用できます。

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