人を採用すると就活面接官の気持ちがわかった

そろそろOB訪問が始まります。学生時代に人に対価としてお金を払い、自分のブログについて記事を書いてもらったり、ここでは就活で使える話をお伝えします。

結論:採用する側の立場に立って振る舞う

私は大学生の頃、自分でお金を払って仕事をしてもらったことがあります。その時に、初めて自分でお金を払って成果物をもらう、ということを経験しました。今振り返れば貴重な経験で、就活する自分に大きな影響を与えました。採用する側の気持ちがわかるようになったのです。

(余談ですが、就活でこういう”視点を変える”話が好きそうなリクルートとかではトークの1つとして忍ばせていました。)

依頼した仕事:ブログ記事を依頼していました

実際に人を採用した例を1つあげると、トレンドブログの記事を依頼しました。場所は、ランサーズとかクラウドワークス、もっとカジュアルなものだとココナラを使っていました。 クラウドワークスでは、案件募集をかけると人が応募してきます。

イメージが付くように流れを説明します。ライター募集するカテゴリがすでに存在しているので、そこでブログ記事のライター募集案件を公開します。まず、テーマと文字数と文章構成のテンプレを与えて、400~1000文字、最初の3記事は800文字でテストして500円~1000円程度で買いました。

そのお金は捨て金みたいなもので、言ってしまえば就活のインターンやグループディスカッションみたいな状態です。納品された作品に目を通して、自分に合うと思えば単価を上げて記事を納品してもらいました。就活で言えば、エントリーした学生を精査し次の選考に進んでもらう、といったところでしょうか。

採用方法:チャットワーク、音声通話

最初はクラウドワークス上で案件管理していたのですが、何件か納品してもらうと、相手からクラウドワークスを抜け出してチャットワークに移行することを打診されました。多分他の依頼者とやったことがあったのでしょう。まるでtinderからLINEへ移行するような感覚でプラットフォームを抜けさせられました笑

記事が集まってくると、ライターを10人抱えるより、自分と相性のいい2~3人で記事生産を回せていけたら、仕事がやりやすく納品される記事の質も統一され
単価が高くても捗るな、と思いました。そこからがチャットワークで面接の始まりです。 チャットワークのやり取りの中で自然と人を選抜していくことを経験しました。これって企業の面接官と同じですね。

期日を守れない人は信用しにくい

まず、期日を守れない人は信用できませんでした。トレンドブログはドラマなどの話題だと更新タイミングが命です。旬のものを書いてなんぼです。となると、納期が遅れるということはありえないわけです。当時は信じられませんでしたが、自分より年上のおじさんや子育てママたちが納期をスルーしていきます。

すみません、「忙しくて。。。」と3日後に言い訳して来る人もいました。学生だった私でも「嘘だろ?」って思いました。就活でも、ES提出の期限を守れなかったら終わり、面接に遅刻したら終わりっていうのはそういうことですよね。納得感があります。

ちなみに、予め間に合わない旨を伝えてきてくれる方もいました。「子供が高熱を出しているから看病していてスケジュールを遅らせて欲しい」といったように状況を簡潔に、事前に伝えてもらえれば仕方ないことだと思うので許容していました。この対応ができるかできないか、とてもシンプルなことですが、私の目には大きな違いに感じました。

同じことを間違え続けると信用しにくい

ライターを抱えると、依頼のやり取りが丁寧な人、期日を守れない人、話が通じない人など色々な人がいることに気づきます。例えば、ブログの記事なので文末がですます調なのかだである調なのかを考えます。

10記事くらい書いても「です、ます」と「だ、である」がいつまでも混在し続ける人がいました。結局中身を見直した上で文末を1つ1つ私が見直して修正する必要がでてきます。1ついじると、文章まで変えてしまいたくなるのでせっかくお金払って納品してもらったのに気付いたら自分が記事書いている!みたいなことがありました。なんのためにお金払っているかわかりませんでした笑

ちなみにワーカーたちはレビューがつくのでランク付けされていてある程度その質はわかりますが、レビュー評価が良くランクが高い人は単価が高く、学生がトレンド記事を書いてもらうには高額すぎて一度も依頼することは有りませんでした。

はきはきしゃべる、元気がいいと楽しい

音声通話をする機会がありましたが、会話していてももごもご話す人とはきはき話してくれる人がいます。これだけでだいぶ印象が違う。会ったこともない人間同士が依頼主と依頼を受ける側で話をするんですから、声情報は大切ですよね。

ナヨナヨしていたり暗い感じだと、「この仕事が嫌なのかな?」「何か変なこと言ったかな?」とこちらが不安になります。これって面接官も同じ気持ちではないでしょうか。面接や電話でもハキハキ喋れるか、自信をもっているように感じるかっていうのはとても大切だと思います。

人間味のある会話は楽しい

仕事だから機械的なやりとりであるべきだ、と考える人も多いかもしれませんが長期の関係を築く場合はそうではありません。むしろ、お互いの素をさらけ出して人となりを知ってもらう方がお互いに安心感が生まれます。何もぺちゃくちゃ自分語りする、という意味ではなくその人の考え方や人柄を知ることで仕事しやすくなることも多々あると思います。

「施設○○のイベントの記事を書いていただきたいのですが、こういうテーマ好きですか?」「子供が○○のキャラクターが好きで最近良く接する機会があるのでやりたいです!ちなみに△△については私も好きでもっと詳しいです」というように「△△好きなんですか、そっちも書いてください!」と相手が引っかかってくれて会話が弾むようなフレーズがあると打ち解けやすくなります。こういう人には次の記事書いてもらいたいと思いますよね。

逆にこちらからのメッセージに対して全て「はい」「できません」「納品しました」しか書いてこない人だとすごい堅苦しい印象を与えます。記事が完璧なら、それでも良いんですが、せっかく人と人とのやりとりなので勿体ない。少し話がそれますがフレーズを仕込んで面接官を引っ掛けるのは大事です。予め準備しておけばまるで自然に会話しているかのように自分の得意分野に持ち込めるからです。

面接でも、テンプレの文章をカチカチ暗記してマシーンのように読み上げるよりは、実体験を語るときは抑揚がつくようになったり、得意なものや好きなものについては身を乗り出して話をするなど人間っぽさ、その人らしさを出していくと良いと思います。そうじゃないと印象に残らないでしょう。ただし、出し過ぎはしつこくなるので控えましょう。

得たスキル:人に指示することの難しさ、一緒に働きたい人が分かった

他人任せでブログを書いてもらって、アドセンスで稼ごう、という安直な考えはいまいちでしたが、2つのスキルを得ました。1つ目は人に指示をすること、2つ目は人を見る目です。

大変おこがましいですが、人に指示をすることは大変だと思いました。「やれ」でやってくれる人間は超優秀です。指示書を書いたらそのとおりにやってくれる人間は優秀です。指示書を書いてもそのとおりにできないのが多くの人でした。もちろん、指示の出し方の問題もあるので自分のスキル不足も、指示における大きな問題点でした。

今会社に入って、何人かの上司について、様々な指示を受けますが人によって指示が違うということを改めて感じます。その時に、当時チャットワークで自分が支持していたことを思い出します。もちろん、会社では対面でコミュニケーションしていて相手のことをよく分かってるからこそチャットワークとは指示の質が異なります。

2つ目は一緒に働きたい人のタイプです。一緒に仕事をするなら、ネガティブな人よりポジティブな人のほうが楽しいと感じました。また、自分なりの考えを持って行動していたり、独自の感性を持っていたり、新しいことにチャレンジするタイプの人だと楽しく仕事できそうだな、と感じました。記事の依頼と納品という限られた環境の中でも、数人とコミュニケーションするだけでそこに気づかせてくれました。

このことは、私の就職先を選ぶ軸の一つとなりました。何をやるかよりも誰とやるか、これは今でも人生の軸です。また、軸となるだけでなく就活の面接官も同じ視点を持っています。同じ会社にいる限り採用した学生と働く機会があるわけですから、たくさんの学生の中から誰となら働きたいと思えるかを考えて面接していると思います。

参考:なぜトレンドブログを外注し始めたのか

当時はココナラでスキルも売れていて調子がいいうちに資産を作りきってしまいたいと思いました。そこで、トレンドブログを外注して1000記事くらい書ききって月数万の安定収入を得てしまおうと考えました。なんとも安直。これがうまく言ってればアドセンスで外注コスト賄って最強のサイクルが組めたのに残念。

今は知りませんが当時はトレンドブログの時代がきていて、割と簡単に月収10万は見えそうな世界でした。結論、全然うまくいかなくてやめましたが、同じ時期にトレンドブログに参入した友人は累計30万くらいかけて月2~3万コンスタントに稼げるブログを育てていました。

まとめ

・人を採用することで面接する側の視点になりました。
・また、採用した人に依頼し一緒に働く(働いてもらう)経験から気づくことが有りました。
・「何をやるかよりも誰とやるかを大切にする」は私の軸です。

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